久遠の空 弐拾萬打感謝企画 その3 続・局長命令




 「局長、急にお休みと言われましても」
 「おいかっちゃん、俺が休んだら誰が屯所をシメてくってんだ」
 「俺がやっておくに決まっているだろう。たまには二人でゆっくりしてこい」
 ぐいぐいと近藤に背中を押され、土方とは屯所の門から追い出された。
 しかも用意のいいことに、近藤は副長室から二人の羽織に襟巻きを持ち出し、土方に金まで渡した。

 「ちゃんと二人で出掛けて仲直りするまで帰ってくるなよ」
 と近藤は笑顔で言い渡し、門の外で仁王立ちになる。
 「どうしますか…?」
 は土方を見上げる。
 「局長命令じゃ仕方がねえだろう。行くぞ」
 土方は近藤に一瞥をくれると懐に金を押し込み、の腕を掴んで歩き出した。
 は近藤に頭をぺこりと下げ、土方の歩みについていった。


 屯所の前庭では隊士たちが剣術の修練に勤しんでいる。
 が、局長が副長とその小姓を追い出すのを見て、全員がぽかんとした。
 「何があったんですかね? さん、薩摩に狙われてるから外に出ちゃいけないんでしょう? なのに…」
 神谷も竹刀を振る手を止め、額の汗を拭いながら門のほうをじっと見つめる。
 「局長があれだけなさっているのですから余程のことなんでしょう。いずれにしろ、私たちには与り知らぬところです。さあ、そろそろ上がりましょう」
 今朝の沖田はだいぶ調子がよく、一番隊の面々に軽く稽古をつけていた。
 沖田は動いて乱れた髪を掻き上げると、他の隊士たちにも声を掛けて修練を終わらせた。

 「余程のことって…もっとこっそりするんじゃないのかな…こんなに堂々と追い出されるっておかしいと思いませんか?」
 「もう神谷さん、余計なことに首をつっこまない。行きますよ」
 まだその場から動かない神谷を沖田が促す。
 「…はーい」
 神谷はようやく足を動かし、沖田の後について建物の中へと戻っていった。





 胴着から着替えた沖田が神谷を探す。
 なんとなく嫌な予感と言うべきか、確信に近いものを沖田は感じていた。
 「神谷さん知りませんか?」
 「神谷ですか? さあ…」
 「稽古の後、どこ行ったんだ? そう言えば見てないな」
 一番隊の面々が住まう部屋や、他に訪れそうな隊士の部屋をひとつずつ回っても、神谷はどこにもいない。
 今日の一番隊は非番だから、門限までに屯所に戻ればどこで何をしていても構わない。だが…。
 (まさか)
 と思い、沖田は門へと小走りで向かった。

 「すみません、神谷さんを見ませんでしたか?」
 門番の隊士に聞いてみる。
 「はい、神谷さんならついさっき出て行きましたよ」
 門番の隊士は神谷が出て行った方向を指で示す。それは土方とが送り出された方向であった。
 「ああ、やっぱり」
 沖田は一度邸内へ戻った。そして羽織をひっかけて神谷の後を追った。




 その頃土方とは、西本願寺の前をぶらぶらと歩いていた。
 「まあ、とりあえず夕餉までその辺ほっつき歩いて帰りゃ充分だろ」
 「そうですね」
 は土方の提案に頷いた。

 土方の早足についていくの目に、土方の広い背中が見える。
 その肩から伸びる腕、大きな手。
 いつも自分を守ってくれる手。
 (あの手をさっき、振り払ってしまったのだ)
 何もちから任せに振りほどかなくてもよかったのに。
 もっと穏便に済ませる方法があったのではないかとは後悔した。

 土方はが後ろにいるのを背中で感じながら、苦い溜息を吐き出す。
 (何だってあんな乱暴な真似しちまったんだ)
 やましいことをしてきたのは自分のほうである。彼女は何も悪くない。
 だが、体につけられた跡を見られて、声なき咎め立てを受けているように感じ、居心地が悪かった。

 女遊びをしてきたことに、が不満を感じているのは土方にもわかる。
 しかし、
 (お前に外出を禁じているのに、俺だけ出掛けたのが気にくわねえんだろうな)
 と、の気持ちをはき違えている土方であった。



 局長からの命令は、“ふたりで出掛けて仲直り”することである。
 しかし互いに言えない気持ちを抱えたまま、歩み寄るきっかけが掴めない。

 辺りは寺町で、道にはだんだんと人が増えてきた。
 は周りに視線を彷徨わせ、怪しい人影がないか確認した。
 自分がなぜ屯所から勝手に出てはいけないのか充分に理解している。
 薩摩に狙われていて、いつどこから拐かしの手が伸びてくるかわからないからだ。

 とん、とに誰かが後ろからぶつかった。
 「あっ」
 は思わず土方の背に手を伸ばす。
 土方はとっさに振り向き、を支えた。
 もその腕に強くしがみつく。
 「えらいすんまへん! 急いでるんで、堪忍!」
 ぶつかった男は旅姿で、頭に被った笠を軽く上げると足早に人混みへ消えていった。

 (怖かった…もしあれが薩摩の手の者だったら、私は…)
 薩摩の誰かではなかったことに、は安堵する。
 そして、土方の着物を固く握りしめていたことにようやく気付き、手を緩めた。

 「すみません、よろけてしまって」
 は土方から離れようと体を起こす。しかし土方はの体から手を離そうとしない。
 が土方を見上げると、険しい顔でを見つめていた。

 (ちくしょう、しっかりしろ土方歳三。もしぶつかってきたのが薩摩の野郎どもで、その隙にこいつがまた拐かされたら、俺はどうするつもりなんだ)
 気まずさで大事なことを見失うところだった。
 近藤は何と言ったのか。を一日外に出すから、その警護をしろと言ったのではなかったのか。
 は薩摩から、英吉利語の通訳や翻訳を行える有能な人材として目を付けられている。
 どんな隙を狙ってどこから誘拐の手が伸びてくるか知れたものではないのに。

 土方は辺りを素早く見回す。特に妙な人間はいないことを確かめ、の手を握った。
 はどうしたのかと驚きの目で土方を見る。
 土方は答えずに歩き出した。
 その歩幅は緩めで、に合わせたものになった。


 はゆっくりとした足取りで、土方と並んで歩く。
 繋いだ手に意識を集中してみる。
 土方の手の平には固くなった剣だこがあり、厚みもある。男らしい手だ。

 本来する権利もない嫉妬などをしてしまい、さらにそれを誤魔化したせいで、土方の機嫌を損ねてしまった。
 理由は当然言えない。好きだからなんて言えるわけがない。
 伝えることが出来ないのに、薩摩にさらわれないよう、こうして手を繋いでくれている。

 いつもこうだ。いつだって土方は、理由が聞けなくても守ってくれる。
 申し訳なく思うと当時に、土方の懐の深さには感謝した。
 そっと手を握り返すと、土方も握り返してきた。




 (うわあ、手なんか繋いじゃってる!)
 立ち並ぶ店の影から、神谷が二人をじーっと観察している。
 近藤が二人を追い出したことがどうしても気になり、こっそりと後をつけてきたのだ。

 (こらっ、神谷さん!)
 後ろからごつんと、神谷の頭にげんこつが落ちる。
 (いった、あれ、沖田先生?)
 神谷が振り向くと、そこには沖田が片手を固く握って立っていた。

 (まったくあなたって人は。余計なことに首をつっこむなって言ったじゃないですか)
 あきれたように沖田が神谷を見下ろす。
 (だってえ、気になるじゃないですか。お出かけ禁止令を出されているはずのさんが、副長のお守り付きで外出なんて)
 (それが余計だって言ってるでしょう? 一応、近藤先生に理由を聞いてきましたけど)
 唇を尖らせる神谷に、沖田は説明した。
 沖田は神谷が屯所から出て行ったと聞いて邸内に一度戻った際、近藤から事情を聞いた。
 だが近藤も、が土方の体の跡に動揺したことを言うほど野暮ではなかった。
 「トシと君がちょっと喧嘩したんで、仲直りしてこいって言っただけだ」
 と近藤は沖田に言い、沖田も神谷に同じことを伝えた。



 (へーえ、そうだったんですか)
 神谷は沖田から理由を聞き、頷いた。
 (それにしたってほら、あの二人、だいぶ仲良くなったみたいですよ)
 にこにこというよりはにやにやに近い笑みで、神谷は土方とを指さす。
 (うーん、まだちょっとぎこちない感じですけどねえ)
 沖田も顎に手をやりつつ、物陰からふたりの様子をうかがった。



 道を北に向かって歩いて行くと、西本願寺の太鼓楼、その後ろには屯所として使用していた集会所の屋根が見えてくる。
 太鼓楼脇の門は開かれ、人が出入りしていた。
 「…何だか、住んでいたところなのに遠く感じませんか?」
 「まあな」
 つい数ヶ月前までそこで暮らしていたのに、もうよそよそしさを感じる。
 ふたりは同じ感想を持って頷いた。



 四条通に出ると、土方とは鴨川方面に向かう。
 四条大橋を渡ってしばらく歩くとちょうど昼餉の時間になったので、近くにある湯葉料理屋に入った。
 土方たちが湯葉料理を堪能している間、沖田と神谷は四条大橋の袂にある饅頭屋で饅頭を買い、料理屋の入り口が見える物陰に身を潜ませていた。


 食事を終えた土方とは、またあてもなく歩き出したが、小間物屋の店先でが足を止めた。
 「ちょっと寄っていってもいいですか?」
 がうかがう。
 「ああ」
 夕方まで時間を潰せればそれでいいと思っていた土方は、首を縦に振った。

 は店先に並ぶ小さな品物をいろいろと見ていた。
 その中でも特に匂い袋が気になるようで、手にとって香りを確かめたり、袋の柄を見ていたりした。
 男の振りをしていても、袂には常に匂い袋を忍ばせ、ほのかに香るのを楽しんでいる。
 欲しいのなら買ってやろうと土方がに声を掛けようとした時、彼の後ろから呼び声が聞こえてきた。

 「あら、土方はんやないの?」
 鈴を転がすような声に、土方もも振り向いた。
 「お前…」
 土方が苦り切った顔をする。
 ゆうべ相手をつとめた妓だった。


 妓は耳元の髪をゆるやかに掻き上げながら土方に近づいてきた。
 「ゆうべは久しぶりに来てくれて、嬉しおしたあ」
 その一言で、は相手が誰なのかすぐに理解する。
 胸がずきりと痛んだが、どうしようもない。
 土方の連れではない振りをして無視を決め込めばいいのに、体が動かなかった。

 (あれって…副長の…)
 まだ密かに後をつけていた神谷も、妓が土方とどんな関係なのか勘づいて呟く。
 (副長、どうするんですかね?)
 (…どうにかするんじゃないですか? 土方さんだから)
 沖田はさらりと告げた。


 「今から昼見世に来てくれはる? うち、これから見世に出るの」
 妓は手を伸ばし、土方の手に触れる。
 艶やかで女らしい仕草に、見ているは息が苦しくなる。自分にはない仕草だ。
 「いや、用があれば俺から出向く」
 土方は素っ気ない。
 「そないなこと言わんと、ね?」
 ふわりとした声色で妓は土方を誘い、手を握った。

 (さっきまで、私の手を握ってくれていた手が)
 他の誰かに握られている。
 ただ握られているだけなのだからと自分を宥めなくてはいけないほど、の心に黒い雲が覆い被さる。


 ぱし、と音を立てて、その手が振り払われた。
 そして土方の手がの肩を引き寄せる。

 「聞こえなかったか? 用があれば俺から出向くと言っただろう。今、お前に用はない」
 低い声の振動がの耳に響き、力強い感触が肩に伝わってきた。
 そのすべてがの心の雲を追い払ってゆく。


 「でも、せっかくやし」
 「見てわからねえのか? 邪魔立てをするなとはっきり言ったほうがよかったか?」
 ますます土方の声は低くなり、が思わず身震いするほどの冷気が漂ってくる。
 このままでは、相手の妓が危ないとは判断した。

 「土方さんのおっしゃるとおりです。今すぐお引き取りください」
 は土方の腕の中から語りかけた。
 「ま、この子、何なん?」
 今の今までまるで眼中になかったように妓が問う。
 仕事に就く前のせいか、ゆるくくくっただけの黒髪が、さらと揺れた。

 「土方副長の小姓を務めております、山口と申します」
 「それ以上だがな。馬鹿相手に馬鹿丁寧にするこたあねえ。行くぞ」
 が妓に行儀よく頭を下げているのをひっぱり、土方は早足で歩き出した。
 つまづきそうになりながらもそれに続く。
 それ以上ってどういうことと声を張り上げる妓を、二人は振り返らずにその場を去った。



 (見ましたか聞きましたか先生、今の! それ以上だって〜!)
 きゃあきゃあと神谷ははしゃぐ。
 (もういいでしょう神谷さん。おふたりがどんな関係を名乗っていたところで別にいいじゃないですか)
 放っておいてあげたほうがと、沖田は溜息をつく。
 (もうちょっと見守っていきたいですっ)
 神谷は土方との後ろを再び追いかけ始めた。
 沖田はやれやれと肩をすくめ、神谷の影を追った。



 「あの、よろしかったんですか?」
 せわしく足を動かしながらが土方を見上げる。
 「ったく、どいつもこいつもめんどくせえ」
 と土方は吐き捨てるように言い、横の路地へと入っていった。
 路地は向こう側の道に抜けられるようになっており、土方はそちらに向かってずんずんと歩いて行く。

 はてっきりあちらの道に行くのだと思って土方についていったが、急に土方にとんと体を押された。
 よろけたは、脇にあった長い暖簾をくぐり抜けて中にぺたんと尻餅をつく。


 が中に入ったのを見た土方は、急にくるりときびすを返し、路地を反対に戻っていく。
 路地を曲がる角からは、例の二人の頭がちょこんと出ていた。



 「てめえら、俺が気付かないとでも思っていたのか?」
 「ひいっ!」
 土方がこちらに向かってものすごい勢いで走ってくるのを見た沖田と神谷は逃げようとしたが、鬼の早足につかまってしまった。

 「人の後をつけるなんざ、一番隊はそんなに暇なのか? じゃあ任務をくれてやる。今後十日間、一番隊は特別に“昼の巡察”に出掛けろ」
 「ええ? 土方さん、本気ですか?」
 「無論、朝晩の巡察の他にだ、喜べ」
 「副長、そんな殺生なっ」
 「うるせえ、わかったらとっとと消えろ!」
 割れんばかりの怒号に背中を押され、沖田と神谷は一目散に屯所へと戻っていった。



 暖簾の隙間からが顔を出し、土方の様子をうかがっている。
 「沖田さんと神谷さん、ついてきてたんですか」
 「ああ、最初っからな。まさか気付いていなかったわけじゃねえだろうな」
 「すみません、全然…」
 「お前も馬鹿か」
 土方はこめかみを押さえた。



 土方も暖簾をくぐり、中の建物に入った。
 (ここ、どこなんだろう。何のお店なのかな…)
 明らかに数日前に飾られたと思われる花が玄関に飾られている。
 土方が履物を脱いで手に持ち、目の前の階段をとんとんと上がっていく。
 も同じように下駄を持って階段を上がった。

 二階には部屋がいくつか並んでおり、襖が閉まっている部屋と空いている部屋があった。
 一番奥の部屋だけが空いており、土方はその部屋に向かう。
 その後ろを歩くの耳に、閉まっている部屋から妙な声が聞こえてきた。


 明らかに。
 明らかな。
 イタしている声だった。


 土方は部屋に入り、続けても入ると襖を閉めた。
 部屋の中には布団が一組敷かれており、そこに箱枕がふたつ、仲良く並べられている。
 「…あの、土方さん?」
 の頬に、嫌な汗が一筋流れた。
 「何だ?」
 羽織を脱ぎながら土方が答える。
 「ここって…」
 とが口を開いた瞬間、背にした襖が細く開いた。

 「おこしやす」
 としわがれた声がして、開いた隙間から盆が差し出される。
 盆の上には小さな湯飲みがふたつ置かれていた。
 いかにも温そうな、あまり湯気の立っていない薄い色の茶が入っている。

 「…ここ、どこですか?」
 襖が閉じられると同時には聞く。
 「盆屋だ。決まってんだろ」
 しれっとして土方が答えた。
 「ぼ…っ」
 は顔から湯気が出そうな程赤くなった。
 盆屋とは連れ込み宿のことで、いつだったか平隊士たちが洋式調練の休憩中に、どこの盆屋がどうだったとか話しているのを小耳に挟んだことがあった。
 男同士だからとその時聞いた話のあられもなかったことを思いだし、は頭がくらくらしてくる。


 「めんどくせえことばっかり起こりやがって疲れたし、腹がくちくなって眠くなってきた。少し休んでいく」
 ごろりと土方は布団に寝転がった。
 「あの、お疲れなのはわかりますけど…その…こんなところじゃなくても…」
 隣の部屋から聞こえる声が意識的に耳に入らないようにするのが精一杯で、は動けない。


 はあ、と溜息をついて、土方が起き上がる。
 は自分が言ったことを土方が理解してくれたのだと思い、ほっとした。


 しかし、土方がとった行動は真逆のものだった。
 の手を掴むと、布団に引っ張り込んだのだ。


 (…!)
 はまさかと思い、焦って布団から出ようとする。
 だが土方は布団をすっぽりと被って、を閉じ込めた。

 (こうすりゃ声は聞こえねえだろ)
 こともなげに土方は言う。
 はおそるおそる耳を澄ませてみた。
 まったく聞こえなくなったわけではないが、聞こうとしなければ聞こえなくもない。
 (起きたら帰る。お前も寝ろ)
 それだけ言うと、土方は黙ってしまった。


 土方は屯所では副長として常に気を張っている。
 いつも組のことを考え、監察や組長からの報告も受け、激務をこなしている。
 こんな機会でもなければ、誰の目もないこんなとこでもなければ、ゆっくりと休むことも出来ないだろう。
 (少しだけ…お付き合いします)
 は目を閉じた。
 土方の腕の中で、ふっとちからが抜けてくる。
 うつらうつらしたなと思ったら、かくりと闇の中に落ちた。


 自分の腕の中ですやすやとが眠りはじめたのを感じた土方は、自らも目を閉じる。
 そしての首元に唇を近づけてーーーー





 土方とが屯所に戻ってきたのは、夜もだいぶ更けてからであった。
 沖田と神谷、そして外出前に門前で局長に追い出されるのを見ていた隊士たちが待ち構え、賑やかに囃し立てた。
 本人は気付いていなかったが、の首元の高い位置、襟巻きと顎の間から青い印が見えていたからだ。
 その結果、一番隊だけでなく、その場にいた者たちの組全員がしばらくの間、昼の巡察を特別に申し付けられたのであった。








special thanks to あゆか様





 20120810